トレ・ビアンdays

40代・アラフィフ女の貧乏脱出計画

いいこと。

やれ貧乏だの、やれ大怪我しただの、ブログで不平タラタラ言っていた私ですが、よく考えればいいことも結構ありました。

 

まずは母が正常になったということですね。

以前にも書いたのですが、攻撃的な老人性鬱(アルツハイマーとか統合失調を疑うレベルの錯乱付)になり、去年の秋までその面倒を見るのが辛かったのです。

あまりに辛くて仕事もおろそかになり、そうこうするうち仕事でも大きな案件を失い、それも悔しくてすごく落ち込んでいたのですが。

 

その母が結構ケロっと治ってしまい、今や私が面倒を見てもらっているという。

(怪我して以来、怠け癖がついてしまった・・・)

いやーーーーー、これはもう本当にありがたいです。

もう、何も要らないってくらい、幸せ!

私も母もラッキーだと思う。

 

よく健康が一番!、とか言いますが、それすら実は高望みですよね。

怪我をしていても、病気であっても、寝たきりであっても、人間はとにかく正気でさえあればいい!くらいなところまでハードルが下がりました、もう。

そういうと精神病の人に大変失礼かもしれませんが・・・それほどに「狂った人」と一緒に居るのって辛かったです。

ええ、あの頃の母は「母の形をした怪物」に過ぎなかったので、視界に入るのも同じ空気吸うのも嫌でしたし、思い出すのもぞっとします。

 

私も息を引き取る瞬間まで、せめて正気を保っていたいものです。

そして精神的に健やかに年を取るためには、おそらく余り自分に対してストレスをかけず、幸福であり続けることが必要なような気がする。

なるべく寝て、なるべく怠けて、なるべく自分を甘やかして過ごしたほうが最終的には他人に迷惑かけずに済む、というか(笑)

 

私、このところ珍しく派遣の仕事で働いていて、外国人に囲まれていたのですが、みんなほんとのらくらしててマイペースだった。

朝なんか爽やかそのもの・・・だって奴ら、毎日大遅刻してますからね!(笑)

対して、日本人は、殺伐とした通勤ラッシュのところから、皆苛々していていかにもストレスフルな感じ。

キッチリしてるのはいいことだけど、自分が不幸になってまでキッチリする必要あるのかしら。

そのストレスで鬱になったり、統合失調になったり、自殺したりしたら、結局は自分だけじゃなくて周囲も不幸のどん底につきおとされるので、遅刻してもいいからのらくらしてたほうがマシなのではないか・・・と、ちょっと考えさせられてしまいました。

 

思えば母もクソ真面目でキッチリした人でしたね。

最後まで父の看病もひとりで頑張って、燃え尽きてしまったという。。。

そこまではいいんだけど、そのあとが最悪だったわけで。

最初からそこまで自分を追い込まなければいいのに、って思います。

 

母の手料理を久々に食べるたび、辛かった時代を思い出して、あー良かったなあ、とありがたみが身に染みます。

今日も感謝して眠りにつくことにします。

あとふたつの感謝は何にしようかな・・・。

おやすみなさいませ。

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