トレ・ビアンdays

40代・アラフィフ女の貧乏脱出計画

ラブホ女子会

ちょっと奥さん!

先週の文春ご覧になりまして?

なんでも鈴木杏樹様が自ら運転してラブホにいらしてたそうじゃないですか!

杏樹様、御年50歳ですわよ!

 

・・・ということで、いくら金がないとはいえ、年齢的にラブホに泊まることを大変恥じていた私ですが、杏樹様には勇気づけられました。

あんな大女優ですら、ラブホに行くんだから、いわんや庶民の私をや!ですよ。

もうアラフィフ世代もアマンだの、星野だの泊まってる場合じゃないですね。

ラブホです、ラブホ。

ラブホで十分だっちゅーねん、by杏樹。

(言ってない、言ってない・・・)

 

daytresbien.hatenablog.com

 

力強いエールをいただいたつもりに(勝手に)なりまして、ワタクシまた泊まってきましたよ、ラブホ。

(文春砲を全力で変な風に受け止めました!)

しかもラブホとは言え、その最高峰との呼び声高い・・・バリアンに!

 

ついに私もここまできたか・・・って全然来てないんですけどね。

気持ちだけ先走って、金銭的にかなり無理して泊まってきました(笑)

 

その名もバリアン女子会、なるものです。

そのなかでも、友人が誕生日だったので、「お誕生日プラン」です。

お一人様9800円・・・相当のお値段です。

余裕で五つ星ホテルに泊まれる値段。

何が悲しくてラブホに投入しなくてはならないの・・・杏樹、あなたって子は。

 

別にバリアンに宣伝費も広告費も何も貰ってないのですが、内容をご紹介しますね。

まずこのプラン、特典がいっぱいついてきました。(以下公式サイト引用)

 

【最高の思い出作りを演出する
総額5,000円分無料、7大特典つき】

特典1
豪華なお祝いに欠かせない特大ハニトー。
ご指定の時間にサプライズでお届けします。

特典2
「今日は私が主役!」のコスプレ。
①ティアラ②マント③たすきの3点セット。

特典3
全力で主役を盛り上げるHappy Birthday帽子!

特典4
お祝いの雰囲気がグンっ!とあがる
ハッピーバースデーのタペストリ

特典5
ホテルならでは!キュートな写真が撮れる50輪のフラワーバス。

特典6
誕生日を盛り上げるマストアイテム!クラッカー(1人1個)

特典7
30種類以上のメニューから選べるドリンク(1人1杯)

 

・・・といっても、これって普通の女子会プランにもほぼ全部ついてくるんですよね。

普通の女子会プランとの差額はふたりで2000円なので、要はたすきとティアラとマントと帽子とタペストリーとクラッカーに2000円も払っているという。。。

・・・高くない!?と思わないでもないですが、まあ、お誕生日なら一度くらいはいいんじゃないでしょうか。

 

私は次回があるとしたら、普通の女子会プランにすると思います。

40代だと、このポップな若い子向けの飾りつけやパーティーグッズって、全然似合わないですもの。

バースデーガールに着てもらっても、お互い苦笑にしかならない。

祝ってるんだか、罰ゲームなんだかわからない状態になります。

 

だいたい友人もボイなんで、ティアラだの赤マントだの女子っぽいグッズは全部私の担当になり、もはや赤いちゃんちゃんこ着せられた、昔の還暦祝いみたいでした・・・。

切ない・・・やはりオバちゃんがラブホに来るべきではないのでは?、もう帰りたいと思わないではなかったですが、杏樹様のことを思い出して、踏みとどまりました。

杏樹様さえ船の形のけったいなラブホに突入してるんですから、いわんや私をや、です!

 

タペストリーも最高に映えるし、目立つんですが、なんぜ舞台がラブホですからね。

(ラブホのベッドの天板の上にばん!って垂れ幕かけてくれるの)

「バリあんっ!」って名前も入っているので、SNSなんかにあげると、「ラブホ行ったんだろー」ってすぐにバレるという。

いや、これを恥じていけないんでしょうけど、正直まだそういう境地にはなれないです。。。

杏樹様だって、できればラブホ行ったことなんか世間にバレたく無かったと思いますもの。

(じゃあ、ここで拡散してやるなよ、という話ですが)

 

入室して部屋を散らかす前に写真撮影していると、ハニトーなるものがやってきました。

トースト一斤を蜂蜜やらクリームやらでデコレートしたものですが・・・これね!女性二人で食べるのはまず無理ですから!

予約時の選択肢にハーフサイズがあるので、そっちを選びましょう。

 

このときにスタッフがさんが容赦なく部屋に入ってきて、お手持ちの携帯で写真を撮ってくれます。

これもすっごく恥ずかしい・・・わけもなく照れます。

ベッドの上で普通第三者に写真撮られないですからねー。

「私たちなんでもない関係ですから!清い仲ですから!」って顔をしてしまう・・・女子会なのに(笑)

「こいつとだけは絶対おばさんずらぶだと思われたくない」ってね。 

 

あと、ハニトーに刺さってる花火が怖いです。

結構火花を散らした挙句、線香花火のようにぼとって落ちるの。

これは火災防止条例法上ありなの?!

こんなの部屋でやっていいの?!

火花に怯えて顔は引きつり、関係を探られないよう異様に距離をあけてあらぬ方向を見つめる謎のツーショット写真ができあがりました・・・。

一体私に何をやらせるの・・・杏樹、あなたって子は。

 

ハニトーと一緒にフライドチキン(無料)もやってきます。

あと、スパークリングワインのハーフボトル。

あああ。

来て良かったと手を取り合って喜んだ瞬間でした。

なんせ・・・私たち、男好きならぬ、お・さ・け・好・き。

思えばこのホテル、その気になれば20時間くらいアルコール飲み放題なわけですよ。

す、素晴らしい、これさえあればあとは何も文句ないです。

クラブメッドか!ってくらいの良いサービスだと思います。

 

で、そこから各種お酒を飲みまして、最近どーよ、って四方山話をしまして、疲れると部屋にあるマッサージチェアに乗ったりしました。

毎度おなじみのこけしみたいな電動マッサージ器具じゃないんですよ。

本当にマッサージ椅子が置いてあります!

 

「さてと寝るぞ、その前に風呂だー!」っとなりますと、フラワーバスセットなるものが届くんですよね・・・。

バスタブに浮かべるための蘭の生花50輪♡

そんなものお風呂に入れるとやっぱり可愛くて、当然また入浴中に写真撮影したくなるんですが・・・待って!そういうの、危ないから。

スマホ落して流出したらどうするのよ!ってね。

酔っ払いなりに辛うじて理性が働いてカメラで撮りましたが・・・際どいどころじゃなくて、何もかももろ見えな、とんでもない写真でしたね。。。

速攻消したのは言うまでもありません。

(杏樹・・・貴女も気を付けて!今度こそ終わるわよ!)

 

お花50輪て、多いように見えて結構足りないんですよ、あっちやこっちや隠すのに。

浴槽にびっしり浮いている状態、とはならない。

撮影したいなら、花の上からさらにバブルバス剤を入れて泡立てるべきだと思います。

 

というわけで私はさっぱりして寝たわけですが、友人は折角のハニトーを残すのがイヤだといって、なんと朝4時半までそれをひとりで食べ続けたそうな・・・。

(だから食べ物を残すとバチが当たる!って教わった古い世代は絶対ハーフサイズにしましょうね、ハーフですよ)

 

朝は10時に起床します。

11時がチェックアウトなのでね・・・そこからはもう戦場。

ラブホって延長料金高いので、それを払わされてはなるものかっ!と猛然と用意してチェックアウトします。

そして・・・そこからがこのバリアンの真骨頂、チェックアウト後でも延々と遊べるんですよ。

 

まず向かったのは、屋上庭園のドクターフィッシュの足湯。

お魚が角質を食べてくれるという、アレです。

新宿なのにバリ風ガゼボになっていて、写真とかとると本当にバリ島に居るみたいでした。

(行ったことないけど!)

 

このホテル、コンセプトが素晴らしい。

不覚にも感動します。

なんというの、せこせこと都会で生きている日本人に手軽にリゾート体験させてあげたい!という無茶ぶりからの親切心が、四方八方からひしひしと伝わってきますもの。

ラブホテルはお城の形をしていたり、ベッドが回転したり、基本的に非日常を演出してくれるものなのでしょうけど、ここまで上品かつエキゾティック・アバンチュールな感じにまとめあげたのは凄い、天晴としかいいようがないです。

あちこちに沢山、支店が増えているのも分かる。

 

そうこうしていると12時になり、今度はランチです。

ランチも無料なんですよ!

チェックアウト後なのに。

こんなことある?!

しかも、お・さ・け・つ・き。

誕生日だからって、アルコール飲み放題付きランチを友達に驕ったら、3000円くらいはしてしまいそうじゃないですか。

それがタダって嬉しい・・・経済的すぎる。

もうね、「君の誕生日だ、どんどん飲みたまえ、食いたまえ」って胸を張って言えます(笑)

 

ランチビュッフェは平日の昼にやっていて、これはなんと「ご休憩」の人でも食べていいようです。

好きな人とランチも食べるついでに、平日の昼間からそのまま密会もできる・・・そんな自堕落なことが許されていいんでしょうか?

お得だ~、お値打ちだ~、とオジチャンのようなオバチャンふたり、感心することしきりでした。

 

あと、このビュッフェでは、他のお客さんを観察ことができる(笑)

本当に女子会プランで来ている若い子たち多かったですよ。

ディズニーの袋とか持ってる子も居て、ディズニー帰りの定宿にしているっぽい雰囲気だったり。

 

ガチ勢も居ました。

向こうもすぐわかったと思うんで、「あ。ども。」という感じです(笑)

 

あと、男性同士のカップルも居ましたね。

あれ確かバリアンて男性同士NGじゃなかったでしたっけ・・・? (なんでそんなこと知っているんだ?って聞かないで、杏樹)

規定が変わったのでしょうか、検証が必要ですね。

 

でも一番多いのは普通の男女カップル及びパパ活系だったと思う・・・。

そう、パパ活

平日の昼間ですし。

ただ、パパ活と言っても、意外と(?)楽しそうなんですよね。

女の子も愚痴とか言って、普通にお父さんみたいな、下手したらお祖父さんみたいなおっさんと話しているの。

信頼関係がとれているというか、心を許している感じというか。

 

普段、売春婦と買春オジサン(露骨な言い方ごめんなさい)の会話なんて聞く機会なんてないんで、興味津々でした。

ま、向こうもこういう組み合わせのオバサン同士の会話なんて、こんなとこでもない限り一生聞くことないだろうから、まあ・・・バーターですわね(笑)

(我々の会話、それは80%以上、酒がタダで嬉しい、バリアンは素晴らしいってことだけだった気がします。ステマっぽくて申し訳ないですが)

 

その後はカラオケです。

あり得ないことに、これもタダ。

そしてあり得ないことにお酒も飲めるの!

なんてことなのー。

2時間、歌いまくりましたよ(友人が)

 

歌い疲れてプロジェクション・マッピングルームへ。

スクリーンにバリ島らしき景色が映し出されているなかでリクライニングチェアに座れる、という単純な趣向。

子供だましっぽいですが、これもまた良かったです。

本当にバリの海辺でくつろいでいるみたい。

(行ったことないけど)

 

HPにそう書いてあったのを見た時はそんなばかな・・・と思ったのですが、いや、たしかになるなる!

酔眼にこれは、もうバリの浜辺ですよ。

それでいいですよ!

72%くらいバリ。

ほぼほぼバリ。

現実世界なんてどれも網膜からの信号でバーチャルと紙一重だし、所詮、記憶の残骸となって最終的に消えてしまうんですから、バリ島まで行って無駄な金使わなくていいんでは、と思ちゃったくらい。

本物は違うんだという考えもありますが、私はそんな金あったら、貧しい国の女性支援団体に寄付したいわ。

 

 

 

・・・嘘です!

 

でも、バリアンリゾートは企業としてインドネシアに小学校を寄付したりしているらしいので、ここに泊まれば微々たる額ですが社会貢献になるのではないでしょうか?

そういうところも、なんか素敵ですよね。

ラブホに泊まる罪悪感がずいぶん薄れる。

ラブホなんかヤクザが経営してて利益は全部闇の資金になるのだだろう、くらいの偏見がありましたが、まあ、たとえそうでも、インドネシアや被災地域にも寄付がいくならいいじゃないですか・・・。

案外ユニセフとかよりマシかもしれませんよ。

(詳しくはバリアンHPの当社の社会貢献ページへ!)

 

そうこうしているうちに、このリクライニングチェアで爆睡してしまいます。

起きると食堂がミニゲーセン風にに変貌していて、そこにはダーツやらエアホッケーやらが。

これがまたタチという生き物の無駄な射幸心をあおるのですわ・・・。

大熱中してここでも1時間以上過ごしてしまいました。

お隣の年齢差カップル(おそらくはパパ活)も熱中してて、的にあたるたびに抱き合ってちゅっちゅしてて、なんだかほほえましかったです。

普通おじさんと少女はダーツして人前でちゅっちゅしないから!

ここはある種の「なんでもゆるされる」世界というか。

本当に都会の楽園を作ったのだなあ、と思うと不思議に感動します。

 

結局このお宿を出たのは8時でした。

暇人すぎ?

居つきすぎ?

(すみません、酒の飲みすぎで腰が抜けて動けませんでした・・・。なんせ20時間くらい飲み放題)

友人はいたく気に入ったらしく、最高の誕生日だったと言っていましたね。

よかったー、心の友よ!

 

すごいです、バリアン。 

伊達に「親友を泣かす女子会」と謳ってないと思う。

細部に不服はないこともないのですが、経営陣はこんな素敵な施設をよくぞ作り上げたなあ、と本気で感心しました。

 

杏樹、ありがとう!

 (馴れ馴れしいし)

バリア~ン、トレビア~ン!  

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