トレ・ビアンdays

40代・アラフィフ女の貧乏脱出計画

プリカちゃん

ふと思うんですけど、面白いブログとか面白い漫画って突如なくなってしまうんですよね。

自分が読者の立場の時は「なんでやめてしまうの!?あんなに面白かったのに」と思うのですが、まあ・・・要は書くことが無くなったり、飽きたりしてしまうのが人間なんでしょうね。

よほどの原動力がないと続かないものです。

 

今日、プリカちゃんという古い漫画をふと思い出しました。

 

www.lovepiececlub.com

 

面白いですよ、これ。

なんだろう、20世紀の漫画とは思えないような、淡々としたフラットな感じ。

最後主人公のプリカちゃんとマリちゃんのふたりは旅にでて、ふわりと漫画は途切れてしまうのです。

なぜか英語版もあり。

 

ああ・・・当時インスタとかがあったら、これ、フォローされまくるだろうに・・・。

時代が早すぎたんでしょうか?

今ならバズって、単行本化されて、ドラマ化されて、作者が大儲け・・・!したかもしれないのに。

いや、大人気になって大儲けしてくれたら、さすがに作者の天宮沙江様も続きを描いてくれたかな、などと考えてしまうのです。

ワンピースみたいに。

お金は創作継続の原動力になり得る、と私は思います。

 

そう、お金さえ入れば、ほとんどの芸術家は創作活動を辞めませんよ!

お金が足りないから、辞めるんです。

タダで作品を楽しめるのは読者にとって素晴らしいことだけど、それは実は作者の首を絞めている。

10年以上、何度も「プリカちゃん」を楽しんでおいて、天宮沙江様に一銭も払っていない、自分が本当にふがいない・・・。

(だから宣伝してます。リバイバル的なものを期待!)

 

あのゴッホだって生前に数百億円儲かってれば、自殺しなかったはず! 

というか、そんなに金持ちだったら、周りのみんながもっと親身になって助けてくれたでしょう。

貧乏に圧殺される、地球上の無数の才能を、私は悼んでなりません。

「好きならタダでもやり続けろ!」というのは言うは易し、行うは難しどころか不可能です。

芸術家だろうが、夢追い人だろうが、誰も、空気を食べて生きているわけではないのですもの。

 

ブログに関しては・・・ファンだったブログの管理人さんとコメントを通じて仲良くなり、お会いしたこともありました。

既婚者同士、すったもんだの末に結ばれた熱愛カップルのブログでした。

 

ブログ上ではまだまだラブラブは続いていたのに・・・多少酔っぱらうと、その片割れさん、「実はもうあの人のこと、キライなんです!」と激白。

え?!

「飽きた」とか「うまくいってない」じゃなくて「キライ」って・・・。

「キライ」って相当ですよね?!

キライな人間との恋愛ブログを続けるその意図と原動力はなんなのでしょう。

いや、確かにブログ自体は面白かったんですが・・・うすら寒いものを感じました。

 

おまけに、別れもしないうちに、私がワンナイト要員?で口説かれたという(笑)

生真面目にお断りしましたね。

理由は勿論「浮気、駄目、絶対!」、です。

 

ほどなくしてそのブログは忽然と消えていました。

なんとかランキングでも大人気だったのに。

ひょっとして、真相を知っているのは私だけ?!

そのブログ特有のメッセージ機能でやりとりしていたので、あの後何があったのかも聞けず、私も「きつねがつままれた」状態でした。。。

 

ああ、プリカちゃんとマリちゃん、どこ行ったんだろう。

まだつきあっているのかな、今頃何しているんだろう、などとひっそり考え、とてもとても恋しく思ってしまいます。

 でも、儚く消えてしまうからからこそ、美しいのかもしれません。

愛すべきものに出会ったら、大事にしようと思います。

いずれ前触れもなく消えてしまうのだから。

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